映画と映画の音楽  by  M・I

音楽を気にしながら映画を観る、そんな雑感

2011.3.31「SP革命編」スカラ座

2011.3.31「SP革命編」スカラ座 

 

昨年の前編のタイトルは何編だったか?

尻切れトンボで何だこれはと腹がたった。

その続き。と言ってこれだけ見て何の過不足もなし。前編は単に岡田準一のアクションを見せたかっただけか。

話は政治的陰謀に尊敬する先輩SPが加担していることで苦しみながら戦う若きエスパーSP岡田準一。岡田君、カッコいい。もう少し身長があれば。惜しい。

金城一彦の原作脚本。悪くはないのだが…

テレビで見てた時、背後の陰謀を感じさせて、普通のテレビドラマより奥行きを感じ、面白いと思った。しかし映画として見た時、それは色褪せた。

国会のセットが良く出来ている。本物でロケしたかと思った。

音楽、菅野祐悟。テレビと同じメインテーマ。これだけは良い。これがすべてである。劇中は画合わせか選曲か。多分両方。当たり前に付けている。

今風ハリウッド的に全編音楽だらけかと思いきや、アクションで睨み合う瞬間を素にしたり、どちらかというと、オーソドックスな付け方である。こんな作品こそ、音楽漬けで押すという方法もあったのでは。

監督.波多野貴文 音楽.菅野祐悟