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映画と映画の音楽  by  M・I

音楽を気にしながら映画を観る、そんな雑感

2011.5.9「抱きたいカンケイ」丸の内東映 

2011.5.9「抱きたいカンケイ」丸の内東映 

 

ナタリー・ポートマンのアイドル映画。「ブラック・スワン」の公開を控えているのに、こんな駄作が先に出て良いのか。売りがN・ポートマンのみであれば、逆にこの時期しきないのか。

久々に何の捻りもないハリウッドらしい青春恋愛アイドル映画。いや一つだけ捻りがあ。

青春恋愛映画のパターンは、出会って、デートして、恋敵等の困難があって、それを越えて最後に結ばれる、つまり昔ならキスして、今はセックスして、ハッピーエンド。ところがそれを今やってもさすがに無理と思ったのだろう。これを逆にして、まず最初にセックスを持ってきた。超多忙なMIT出身のインテリ医師、N・ポートマンは最初にセックスだけの彼氏として関係を作る。デートしない、手も握らない、電話もメールもしない、必要な時だけ彼女が連絡して、決められた時間内でイカせる関係。それが段々気持ちが入って行き、本気になり、最後には手を繋いでデートするという、何と作為的な恋愛映画か。

 彼女の美貌で持っている。アイドル映画だからそれで良いか。でも彼女、小柄なのにビックリ。アップになると結構肌も荒れていた。でもあんな美人がバストは映らないよう上手く避けてはいるものの、ベットで組んづ解れつするのであればファンにとっては睡ちょうもの?いえいえ入りは良くないようで。

脚本も古臭いし演出も古臭い。なんかレトロ。監督は「ゴーストバスターズ」の人と知って納得。既成曲を散りばめているが、ギターメインの古臭いロックなど選曲も良くない。宛て方も御決まり。

劇伴は結構な量が御決まりの所に御決まりのサウンドで付いている。ウェットなシーンには弦でそれなりの厚みのあるサウンド。作曲家はそこそこの大御所の様。しかし全体に古い。ハリウッドでもこんな安手の映画を作るのかと感心?

キッズ・オールライト」「ブルー・バレンタイン」「抱きたい関係」と特に共通性もない

3本を立て続けに見たが、感心したのは日本のように安易に人を死なせてないこと。人を死なせれば泣けるという邦画のこの安易な考えは反省すべき。

それと、恋愛=セックス。“恋愛は性愛の詩的表現である”という芥川龍之介の言葉は遠くになりにけりである。詩的表現だから音楽は付けられるのだ。

監督.アイヴァン・ライトマン  音楽.ジョン・デブニー