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映画と映画の音楽  by  M・I

音楽を気にしながら映画を観る、そんな雑感

2014.7.28「ジゴロインニューヨーク」シャンテ 

2014.7.28「ジゴロインニューヨーク」シャンテ 

 

最初のカット、音楽の付け方、ほとんどウディ・アレン。でも出演はしているものの、監督でも脚本でもない。全編既成曲、ジャズというよりはラテン寄り。でもラストの「ムーンライトインバーモント」とか、やっぱりウディだ。ウディはウディ映画のウディのまんま。さすがに今回はジゴロ役はジョン・タトゥーロに譲り、ポン引き役。終り方は、男って本当に死ぬまで男、”灰になるまで女”と同じ、好きな終り方である。ユダヤ教の世界なので理解出来てないことが多分あるのであろう。でも一味たりないなぁ。「氷の微笑」のシャロン・ストーン、久々。凄い背中の筋肉。向こうの女は背筋が違う。かっては男、今は女がただヤリたいだけという、それだけでも今風かもしれないが。

「真夜中のカウボーイ」は体を武器にNYで一旗上げようと田舎から出てきた。花屋の心優しいタトゥーロはそんな成り上がりたい志向もない。歳も中年。だから落ち着いてどこか安心して見てられる。純情なユダヤ教娘と結ばれて終るのかなと思ったが、そうでもなく、また振り出しに戻る。多分そんな勝ち負けなどどうでも良くなった中年と初老の相変わらず男だけではある二人の、これは友情の物語なのだろう。

オリジナル音楽はどこにあったのか。音楽のクレジット、既成曲の編曲ということなのか。

監督 ジョン・タトゥーロ  音楽 エイブラハム・ラボリエレ、ビル・マックスウェル