映画と映画の音楽  by  M・I

音楽を気にしながら映画を観る、そんな雑感

2015.7.17「天の茶助」丸の内ピカデリー

2015.7.17「天の茶助」丸の内ピカデリー

 

時間が空いたので観る。前から新聞広告を見て、これは何なんだろう?と思っていた。何とか茶道家元とかどうせ何かのスポンサー付と思っていた。

やつぱり中身は酷い。天上で訳のわからない坊主どもが必至に筆で巻物に話を書き、それが地上の人の人生となるという、良くあるような無いような。その書き手たちにお茶を配るのが松山ケンイチの茶助。あまりに安易に運命を弄ぶのに怒った茶助が地上に降りて、シナリオを変えるべく活躍するという、どうしたの?SABU ? と言いたくなる脚本。

急に松ケンのスケジュールが空いたから撮る、どんな本でもいい、って話か。羽を付けて可哀想な松ケン。「ベルリン天使の詩」ならぬ「沖縄‐天使の詩」か。事情はあるにせよ松ケンにとって良いことは何にもない。SABUよ、「アンラッキーモンキー」の頃を思い出してほしい。こんなの作って誰にメリットがあるのか。沖縄が舞台なのでその辺からお金が出てるのか。何でこの映画を作ったか訳が分からない。

音楽.松本淳一。知らない人。全く記憶に残っていない。調べたら「そして父になる」を担当していた。驚き!

監督 SUBU  音楽 松本淳